県議会の議案説明要旨 - 平成22年2月1日 - 7  未来を拓く心豊かな人づくりについて

◎  主な施策の概要について

7  未来を拓く心豊かな人づくりについて

第七は、「未来を拓く心豊かな人づくり」についてであります。

社会の変化や教育をめぐる様々な課題に適切に対応するため、今年度から策定に着手した「教育振興基本計画」につきましては、現在、学力向上教育改革推進会議等において、精力的にご議論いただいているところであり、来年度中に策定し、今後の本県教育の目指すべき方向を示したいと考えております。

小中学生の学力向上対策につきましては、金沢大学との連携のもと、これまでの全国学力・学習状況調査等の結果について専門的・多面的な分析を進めており、来年度には、中長期的指針や指導方法等をまとめた「学力向上プログラム（仮称）」を作成することとしております。さらに、活用力を中心とした学力向上に顕著な成果を上げている小中学校をパイロット校に指定し、その取り組みを全校に普及・啓発するとともに、理科離れの防止と科学的な考え方を養うための取り組みを更に充実することといたしました。
  
県立学校の整備につきましては、老朽化が著しい金沢商業高校の全面改築に向け、体育館の建設工事に着手するほか、本年四月には、整備を進めている明和特別支援学校が、肢体不自由と知的障害の双方に対応できる学校として新たに開校いたします。

この度、国が財源を負担し、公立高校の授業料を無償化すると同時に、私立高校生等の授業料負担を軽減する就学支援金制度が創設される見込みとなりました。経済的状況にかかわらず、安心して勉学に打ち込める環境整備に寄与するものと考えており、県といたしましては、必要な予算を措置するとともに、今後の事務処理に万全を期してまいります。

 

以上

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