県議会の議案説明要旨 - 平成21年9月9日 - 5  「みんなで支える安らぎのある社会づくり」

◎  9月補正予算の編成について

5  「みんなで支える安らぎのある社会づくり」について

第五は、「みんなで支える安らぎのある社会づくり」についてであります。

少子化対策につきましては、「いしかわ子ども総合条例」に基づき、社会全体で子育てを支援する気運の醸成や仕組みの構築に取り組んでいるところであります。

こうした中、本県の少子化対策の行動計画である「いしかわエンゼルプラン2005」の計画期間が今年度末に終了することから、現在、見直し作業を鋭意進めているところでありますが、来月四日には県民フォーラムを開催することとしており、県民の皆様から幅広いご意見をいただき、今後の見直しに反映してまいりたいと考えております。

また、子どもを安心して生み育てることができる環境づくりを更に推進するため、「保育環境整備基金」を追加造成し、地域の子育て力を育む取り組みをはじめ、母子家庭の就労促進、児童養護施設や私立幼稚園等の環境整備などを幅広く支援してまいります。

不妊治療につきましては、全国に先駆けて、初期の段階から高度な治療まで、切れ目なく一貫した支援を行っているところでありますが、現下の厳しい経済・雇用情勢の中、経済的理由から治療を断念することのないよう、今回、高額な負担を伴う体外受精に対する助成額を拡大し、更なる負担軽減を図ることといたしました。

介護サービスの充実につきましては、他産業との賃金格差を更に是正し、介護分野が雇用の場として成長していけるよう、新たに「介護職員処遇改善等臨時特例基金」を造成し、介護職員の処遇改善に取り組む事業者を支援することといたしました。

さらに、介護施設の整備促進と安全対策の向上を図るため、新たに「介護基盤施設等緊急整備臨時特例基金」を造成し、小規模な特別養護老人ホームなどの整備や既存施設におけるスプリンクラーの整備を支援いたします。

障害者施策につきましては、「障害者自立支援対策等臨時特例基金」を活用し、新たに福祉職員の処遇改善に取り組む事業者を支援すると同時に、経営基盤の安定化に向けた支援を拡充することといたしました。

「第二十三回全国健康福祉祭いしかわ大会(ねんりんピック石川2010)」の開催まで、いよいよ残り一年余りとなりました。昨日、北海道・札幌大会の閉会式に出席し、大会旗の引き継ぎを受けたところであり、来年十月の開催に向け、関係市町と連携を密にし、諸準備に万全を期してまいります。

 

以上

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