県議会の議案説明要旨 - 平成21年6月15日 - 7 （1）競争力のある元気な産業づくりについて

◎  経済・雇用対策の概要について

7  経済・雇用対策を除く主な施策の概要について

（1）競争力のある元気な産業づくりについて

第一は、「競争力のある元気な産業づくり」についてであります。

本県産業振興の基本指針として平成十七年三月に策定した「石川県産業革新戦略」につきましては、本年度で策定五年目となり、中間評価及び見直しの時期を迎えております。

昨今の急激な経済情勢の悪化を踏まえると同時に、必ずやって来る景気回復も見据え、本県基幹産業の更なる競争力の強化や次世代産業の創出、その基盤となる産業人材の育成・確保など、本県産業が直面している課題に対し、官民が一体となって、次なる成長への新たな道筋を示していくことが重要であります。このため、先月には、産業界や高等教育機関、経済団体等のトップの皆様方で構成する「石川県産業革新会議」を設置し、検討を開始したところであり、今後、幅広い観点からご議論をいただき、今年度中には新たな戦略を策定したいと考えております。

「北陸三県繊維産業クラスター」につきましては、県域を越えた初めての計画として、本年三月に基本計画に対する国の同意を受け、先月十九日には、北陸三県の関係者からなる協議会が設立され、本格的に始動いたしました。協議会では、販路開拓・研究開発・人材育成の三部会の設置や事業展開の方向性等を確認したところであり、今後、国の支援を受けながら、北陸三県の関係者が一致結束して取り組んでいくことにより、繊維産業の活性化に繋がるものと大いに期待しております。

 

以上

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