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更新日:2010年4月7日

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県議会の議案説明要旨 - 平成21年2月26日 - 8  魅力ある産業としての農林水産業づくりについて

◎  主な施策の概要について

8  魅力ある産業としての農林水産業づくりについて

第八は、「魅力ある産業としての農林水産業づくり」についてであります。

担い手の高齢化が進む農林水産業が持続可能な産業として、将来にわたって引き継がれていくためには、新たな担い手を確保すると同時に、消費者ニーズを踏まえた付加価値の高い、売れる産品を供給する魅力ある産業となることが必要であると考えております。

特に農業の分野では、新たな視点で農業人材の育成を図るとともに、地産地消やブランド化などの取り組みを進めていくことが肝要であります。

こうした観点に立ち、今年度中に「いしかわ農業人材育成プラン」を取りまとめることとしており、このプランを着実に実行に移していくため、来年度新たに、農業者をはじめ、消費者、流通販売・食品業、教育、学識経験者などで構成する「いしかわ農業人材育成推進会議」を設置いたします。加えて、農林水産部に「農業人材政策室」を設置するとともに、農業に関するワンストップの総合窓口として、「財団法人いしかわ農業人材機構(仮称)」を立ち上げ、農業人材の育成に関する施策の立案から実行まで、総合的に推進する体制を構築することといたしました。

この機構には、アグリ塾を発展的に再構築した「いしかわ耕稼塾」を設置し、農業者の経営スキルを磨く訓練や新規就農者等に対する実践トレーニングを実施すると同時に、農業に精通したコーディネーターを配置し、新規就農者と受入農家とのマッチングを積極的に進めてまいります。また、こうした組織体制の下、農業人材の育成に止まらず、県民総ぐるみで農業を支える気運の醸成を図るため、シンポジウムやセミナーの開催など、県民の皆様の農業に対する理解を深めるための取り組みを積極的に行ってまいります。

戦略作物としてブランド化に取り組んでいる「ルビーロマン」につきましては、昨年八月に初出荷され、消費者や販売者の皆様方から大変高い評価をいただきました。今後、高級ブランドイメージを更に定着させていくため、生産・出荷体制を強化するとともに、高級贈答用に加え、一般消費向けのパック販売など、多様な販売展開を行ってまいります。

地産地消の推進につきましては、先月、地産地消サポートデスクを設置し、地元の生産物を地元で消費する取り組みを支援しているところでありますが、生産者と小売業者や加工業者、飲食店等との取り引きを拡大するため、来年度は新たに、県内二カ所で受注懇談会を開催することとしたほか、奥能登の特色ある食材を大消費地である金沢地域へ供給するため、新たな市場流通の仕組みづくりにも取り組んでまいります。

県産材の利用促進につきましては、県内の木材需要の大宗を占める住宅分野における利用拡大を図るため、金融機関と連携した「いしかわの木づかい応援住宅ローン制度」の更なる普及に努めるとともに、伐採した木材を搬出するための作業路の整備を促進し、作業の効率化とコストの低減を図ってまいります。

水産業の活性化についてであります。県漁協では、能登沖で漁獲される天然マグロと、秋から冬にかけて出荷される珠洲沖の畜養マグロを組み合わせ、「能登本まぐろ」として、通年にわたる出荷・供給体制を実現し、水産ブランド化を図っていくこととしております。県といたしましても、県漁協における鮮度保持技術等の確立や販路開拓に向けた取り組みを支援すると同時に、新たに「能登丼」に「能登本まぐろ」を活用するなど、関係市町とも連携し、積極的にブランド化を推進してまいります。

また、フグの中でも最高級品に位置づけられるトラフグについて、今般、日本海側で数少ない産卵場が七尾湾内に存在することが明らかになりました。来年度以降、資源の増大や安定した漁獲に向けた調査などに取り組み、将来の水産ブランド化を目指してまいりたいと考えております。 

 

以上

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所属課:知事室秘書課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1221

ファクス番号:076-225-1222

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