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更新日:2010年4月6日

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県議会の議案説明要旨 - 平成20年2月25日 - 1 交流が盛んな特色ある地域づくりについて

◎  主な施策の概要について

1 交流が盛んな特色ある地域づくりについて

第一は、「交流が盛んな特色ある地域づくり」についてであります。

はじめに、交流基盤の整備・充実についてであります。

北陸新幹線につきましては、国の平成二十年度予算案において、厳しい財政事情の中、長野・白山総合車両基地間には、本年度を六十四億円上回る九百六億円が確保され、本県についても、ほぼ倍増となる百七十四億円余が配分されたところであり、引き続き、用地取得等に万全を期してまいります。

現在、整備新幹線に係る政府・与党ワーキンググループにおいて、「政府・与党申合せ」の見直しに向けて検討が進められているところであります。今後とも、金沢までの一日も早い開業と白山総合車両基地以西の早期全線整備について、沿線各県と連携を密にし、県議会及び関係各位のご支援をいただきながら、最大限の努力をしてまいる所存であります。

北陸新幹線の開業に向けたアクションプランについては、現在、観光誘客の拡大、魅力ある交流基盤づくり、産業・地域づくりの三つのテーマで検討を進めており、先に申し述べたとおり、来年度、戦略会議を設置し、大所高所からのご議論をいただき策定することとしております。併せて、大量輸送機能を有する新幹線の開業は、首都圏からの一層の誘客拡大の好機であることから、首都圏及び沿線地域の旅行ニーズなどの調査を行い、開業に向けた観光誘客推進策を策定し、プランに反映させたいと考えております。

また、並行在来線対策につきましては、第三セクター鉄道の安定的な経営を目指し、来年度は、将来需要予測や鉄道施設の調査を行うなど、必要な検討を進めてまいります。

小松・台北便につきましては、六月から、エバー航空による運航が決定いたしました。ひとえに、議員の皆様方をはじめ、関係各位のご支援、ご協力の賜であり、改めて感謝申し上げます。県といたしましても、就航に向けた受け入れ態勢に万全を期すほか、双方向での利用促進を図ることとしており、四月には、関係の皆様方とともに私自身が台湾のエバー航空本社を訪問すると同時に、台湾の旅行会社に対する観光PRを行うこととしております。

上海便につきましては、来月三十日から週四便での運航が予定されており、ビジネス・観光両面での利便性の向上が図られるものと期待しております。また、ソウル便の利用促進やタイとのチャーター便の運航支援を行うほか、国内線についても、福岡便、仙台便を中心に、北陸三県でのPRを強化し、利用促進に努めてまいります。

国際航空貨物便につきましては、三大都市圏とのアクセスの良さや、迅速かつ丁寧な貨物の取扱いといった特徴をアピールすると同時に、北信越地域を中心に航空貨物の物流調査を実施し、新規貨物定期便の開設などの可能性を検討してまいります。また、カーゴルックス航空に対しても、引き続き、ねばり強く復便を働きかけてまいる所存であります。

今後とも、小松基地並びに空港周辺住民の皆様方のご理解とご協力を得ながら、日本海側の拠点空港としての発展に向けて努力してまいる所存であります。

能登空港につきましては、五年目の利用者数は、地震の影響からの回復基調は見られるものの、依然として前年同時期を若干下回っております。県といたしましては、昨年実施した地元住民へのアンケート調査結果をもとに、地元市町や関係団体のご協力を得ながら、地元需要の掘り起こしに努めると同時に、首都圏の旅行代理店やマスメディアに対する効果的なPRを通じて、利用促進に努めてまいる所存であります。また、台湾を中心とした国際チャーター便の就航に対しても、引き続き支援を行うこととしております。

のと鉄道能登線跡地の利活用については、来年度、珠洲市が旧珠洲駅の跡地にバスターミナルや物産販売等の施設整備に、能登町が旧宇出津駅の跡地利活用の基本計画の策定に、それぞれ着手することとしており、県としても必要な支援を行ってまいります。

道路網の整備につきましては、「ダブルラダー結いの道」整備構想の実現に向け、金沢外環状道路海側幹線をはじめ、南加賀道路、河北縦断道路、金沢能登連絡道路の直線化のほか、金沢井波線をはじめとする県際道路の整備を引き続き推進することとしております。

また、北陸自動車道と海側幹線との結節点として、白山インターチェンジ(仮称)の整備を進めるほか、社会実験が開始される安宅PAスマートICの常設化に向け、福井県とも連携して積極的な広報に努め、利用促進を図ってまいります。

次に、交流基盤を活用した観光誘客についてであります。

観光を核とした交流人口の拡大を図るため、旅行形態や旅の価値観の変化など多様化する観光ニーズを的確に捉えながら、観光資源の掘り起こしや魅力向上に努めるとともに、ターゲットを絞り込んだ効果的かつ戦略的なPR活動を実施してまいります。

特に、知的充足や癒し、体験志向といったニーズに対応するため、引き続き、「本物を巡るいしかわならではの旅」や「観光スペシャルガイド」の活用などの取り組みを進めるほか、産業観光やグリーン・ツーリズムの推進に加え、エコ・ツーリズムやヘルス・ツーリズムなど、地域資源を活かした新たな取り組みを推進することとしております。

また、東海北陸自動車道の全線開通を中京圏からの誘客促進の好機と捉え、隣県や中日本高速道路(株)と連携した観光キャラバンや、バス会社等とタイアップした情報発信を実施するほか、団塊世代を対象としたシルバーウェルカム事業について、新たに設置される名古屋観光物産案内所を活用し、中京圏の団体に対する働きかけを行ってまいります。

さらに、のとじま水族館の更なる魅力向上を図り、能登地域への誘客の目玉となるよう、パノラマ大水槽を整備することとし、その基本構想を策定するほか、来年で開館十周年を迎えるいしかわ動物園については、迫力のある動物の行動を間近で観察できるよう、トラやライオンの展示施設の改修に着手することとしております。

海外誘客につきましては、引き続き、台湾、韓国、中国等での本県に対する認知度向上のため、現地メディアの招聘や旅行会社との連携強化を図るほか、新たに、富裕層の多い香港からの誘客促進に取り組むこととしており、私自身が、台湾と併せて観光PRを行ってまいります。

また、ブラジル移民百周年を機に、七月にサンパウロ市で開催される「フェスティバル・ド・ジャポン」に、職員を派遣し、本県の観光・物産のPRを行うこととしております。

「景観総合条例(仮称)」につきましては、美しい石川の景観を次世代に継承するため、建築物や屋外広告物に係る県内それぞれの地域に応じたきめ細かい規制や、白山や七尾湾の眺望景観の保全などを盛り込んでいきたいと考えており、六月議会への条例案の提出を目指すこととしております。

 

以上

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石川県金沢市鞍月1丁目1番地

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