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更新日:2010年4月6日

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県議会の議案説明要旨 - 平成20年2月25日 - 県民の安全・安心の確保について

◎  県民の安全・安心の確保について

さて、この能登半島地震のほかにも、全国的に深刻な課題となっている医師確保の問題、我々の生存基盤に多大な影響を与えるおそれのある地球温暖化問題、相次いで発覚した食品の偽装表示問題などの課題が生じており、改めて、県民の皆様方の安全・安心の確保が行政の最も基本的な責務であることを強く認識しているところであります。

特に、県民生活の安全・安心の基盤をなす地域の医療提供体制の確保は喫緊の課題であります。その根幹である医師養成の制度設計など国で対応すべきものについては、積極的に提言していく一方で、県としても、来年度、新たに、「地域医療推進室」を設置し、県内大学や市町、医療関係団体などと問題意識を共有し、連携しながら、取りうるあらゆる対策を講じてまいる所存であります。

医師の養成・確保につきましては、本県の医師不足の現状を強く訴えてきた結果、来年度、自治医科大学への入学者が一名増の三名となったほか、平成二十一年度からは、各県の医学部の定員が五名増員されることとなります。また、県内高校生の医学部進学を促すためのセミナーや、医学生や臨床研修医を対象に県内での就業を働きかけるシンポジウムを開催することとしております。地域医療人材バンクについては、医師会などと連携しながら、退職医師や地元出身の医師、子育て中の女性医師など、より積極的な人材情報の収集及び医療機関とのマッチングを行うことにより、充実を図ることとしております。

また、とりわけ医師不足の深刻な能登北部地域につきましては、金沢大学の寄附講座で実施した「地域医療学講座」の研究成果を踏まえ、能登北部地域の市町が金沢大学の協力を得て、地元公立病院の医療連携等のあり方を検討する「能登北部地域医療協議会(仮称)」に対して支援してまいります。さらに、大学関係者による新臨床研修制度下における研修医等の若手人材の育成・確保策や、医師派遣の新たな仕組みづくりに関する研究に対しても支援することとしております。

病院勤務医師の勤務環境改善につきましては、中央病院における医師の交代制勤務のモデル事業の実施、開業医による病院での時間外診療支援の拡充の検討など、総合的な対策に取り組むこととしております。また、休日・夜間における小児患者の集中が小児科勤務医の負担の一因となっていることから、保護者に対して、症状に応じた適切な受診行動を促す啓発を行うほか、救急医療や周産期医療の体制強化のため、医療機関相互の連携強化や患者搬送に係る消防機関との連携強化にも取り組んでまいります。

 

以上

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所属課:知事室秘書課 

石川県金沢市鞍月1丁目1番地

電話番号:076-225-1221

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