県議会の議案説明要旨 - 平成20年11月27日 - 6  産業振興について

◎  県政の諸課題の進捗状況について

6  産業振興について

富山県との共同事業として、国の知的クラスター創成事業に採択された「ほくりく健康創造クラスター構想」の推進につきましては、本構想を県内外に広く情報発信すると同時に、石川・富山両地域の医商工連携などを促進するため、今月十七日、大学や企業、行政関係者等が一堂に会した「キックオフ・フォーラム」を本県で開催し、本格的な取り組みをスタートさせたところであります。今後、医療機器や医薬品などライフサイエンス分野における研究開発を積極的に推進し、関連企業の集積はもとより、食品産業や観光産業などとも融合した裾野の広い健康関連産業の形成を目指してまいりたいと考えております。

今月二十日、東京において、県内繊維企業と川下の大手アパレル企業の経営トップの方々による初めての「アパレル産業連絡懇談会」を開催いたしました。席上、県内企業とアパレル企業が共同開発した商品等の成果発表も行い、県内企業が有する高度な技術力を積極的にアピールしたところであり、私自身も確かな手応えを感じたところであります。今後とも、消費者ニーズを的確に捉えた商品開発を更に促進するため、県内繊維業界が行うアパレル業界との継続的なパートナーシップ構築に向けた取り組みを支援してまいります。

企業誘致につきましては、私自身もトップセールスを行うなど、かねてから本県への進出を要請しておりました「日本ガイシ（株）」から、先般、新工場を能美市に建設する旨の報告をいただきました。同社は、国内外の大手自動車メーカーに対し、排ガス浄化用セラミックスを供給する世界でも屈指の企業であり、本県の産業構造に厚みが加わると同時に、雇用機会の拡大にも大きく貢献するものと期待しております。

 

以上

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