県議会の議案説明要旨 - 平成19年9月10日 - 7  魅力ある産業としての農林水産業づくりについて

◎  9月補正予算の編成等について

7  魅力ある産業としての農林水産業づくりについて

「魅力ある産業としての農林水産業づくり」についてであります。

国の品目横断的経営安定対策につきましては、導入初年度で、米・麦・大豆の作付面積の約四割が認定農業者等の担い手に集積されたところであります。引き続き、農地の集積による規模拡大を促進するとともに、経営の多角化や企業的経営体の育成を進めることなどにより、次世代に向けた安定的な担い手の確保に努めてまいります。

いしかわ森林環境税を活用した森林環境基金事業につきましては、先月五日、白山市釜谷地内において、多くの県民の方々の参加の下、「くさび入れ式」を行ったところであり、今後、ダムの上流などに所在する手入れ不足人工林の整備を積極的に推進することとしております。また、学校、町内会、NPO法人などによる森林を活用した環境教育や林業体験、森林ボランティア活動への支援などを通じて、県民参加の森づくりの取り組みが県内各地に広まることを期待しております。

水産振興ビジョンにつきましては、近年の漁業をめぐる厳しい環境変化を踏まえ、このたび「石川県新水産振興ビジョン2007」として改定を行いました。新ビジョンでは「水産資源の回復と維持」、「機能的な流通システムの確立」、「魅力ある漁業経営の確立」を施策の柱として掲げ、これまで以上に県一漁協と連携を強化しながら、漁業者が一丸となった魅力ある水産業の再生に向けて各種施策を展開してまいる所存であります。

 

以上

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