県議会の議案説明要旨 - 平成19年11月28日 - 7 国連機関の誘致について

◎  県政の諸課題の進捗状況について

7 国連機関の誘致について

本県では、平成八年に、国連大学高等研究所の協力の下、金沢市と共同で「いしかわ国際協力研究機構」を設置し、国際機関の誘致を進めてまいりました。これまでの地道な研究活動や研修内容が評価された結果、本県に、全国で初めて、国連大学高等研究所直属の国連機関として、グローバルな視点により研究・研修を行う「国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット（仮称）」が設置されることについて、来月の国連大学理事会において審議され、承認される見通しとなりました。 

この国連機関においては、世界で活躍する研究員が大幅に増員配置され、県内の大学や大学コンソーシアム石川など、地元の関係機関とも連携して、国際的な課題である環境問題や伝統文化の継承に関する共同研究、国際社会で活躍できる人材の育成などに取り組む予定であり、県としても、国連旗がはためく石川から世界に向けての情報発信を行い、国際協力・交流を深めるとともに、県内の高等教育機関を中心に更なる魅力の向上に繋げていきたいと考えております。

今後、金沢市とも連携して、来年三月を目途に、国連大学を含めた三者で国際機関の設置に関する協定書を締結し、四月からの開設を目指すこととしております。  

 

以上

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