県議会の議案説明要旨 - 平成19年11月28日 - 4 企業誘致等について

◎  県政の諸課題の進捗状況について

4 企業誘致等について

先般、(株)小松製作所が金沢港大浜地区での大型プレス機械工場に続き、隣接する粟崎地区において、大型建設機械の世界的な需要増大に対応するため、新工場を建設するとの報告をいただきました。経済波及効果は県内関連企業にも広く及び、本県産業全体の底上げにつながるものと期待しており、県としても、金沢港の国際物流拠点化に向け、ハード・ソフト両面での機能の一層の充実を図ってまいります。 

また、今年は、加賀東芝エレクトロニクス(株)、(株)金沢村田製作所、(株)NTN羽咋製作所のそれぞれの工場が竣工したほか、東レ(株)が新型旅客機の胴体や翼等に使用される炭素繊維複合材料の新工場建設に着手するなど、大型投資が相次いでおります。雇用機会の拡大や本県産業の活性化及び高度化に大きく貢献するものと期待しており、引き続き、積極的な企業誘致に取り組んでまいる所存であります。 

最近の本県経済は、機械工業を中心に高水準の生産が続き、設備投資も増加するなど、全体的には回復基調にありますが、原油を始めとする素材価格の高騰や、地域や業種、企業規模によるばらつきなどに引き続き留意する必要があると考えております。 

先日、東京において開催した「いしかわ繊維産地展」では、全国にない試みとして、日本アパレル産業協会の全面的なご協力を得て、我が国を代表する川下メーカーの経営トップの方々を一同にお招きし、繊維の川中メーカーの一大集積地である本県として、その実力をアピールすることができました。私自身、トップセールスを行ってまいりましたが、参加した方々から心強い手応えを感じたところであり、今後の繊維産地としての飛躍につなげていきたいと考えております。  

 

以上

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