県議会の議案説明要旨 - 平成18年6月8日 - はじめに

◎  はじめに

本日、ここに、平成十八年第三回県議会定例会が開かれるにあたり、最近の県政の状況と提案いたしました一般会計補正予算及び特別会計補正予算並びにその他の諸議案につきまして、その大要をご説明申し上げます。

はじめに、去る五月二十日、二十一日の二日間、小泉総理が能登空港を利用して来県され、文化庁の「わたしの旅一〇〇選」に紹介された輪島漆芸美術館など、本県の伝統工芸や観光地を視察され、本県の観光地を全国にアピールする絶好の機会となりました。また、私自身、本県の魅力を再認識する契機ともなり、隠れた観光資源を掘り起こし、磨きをかけ、そして、情報発信をしていくことの重要性を改めて認識したところであります。今後の観光を核とした交流人口の拡大に向けて弾みにしたいと考えております。

さて、先般の選挙におきまして、県民の皆様方からのご信任をいただき、四期目の県政を担わせていただくこととなりました。改めて身の引き締まる思いであり、自らの使命の大きさと責任の重さを痛感しているところであります。今後とも県民福祉の向上と更なる県勢発展のため、初心に立ち返り、全力を傾注して職務に邁進する決意であります。引き続き、議員各位並びに県民の皆様方のご協力、ご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。

知事に就任して以来、時代の変化を肌に感じ石川県のあるべき将来を見据えながら、県議会での議論はもとより、県民の皆様方の声に注意深く耳を傾け、そのご期待に応えるべく、県政の諸課題一つ一つの解決に真摯に取り組んできたところであります。

この間、お陰を持ちまして、能登空港の開港や小松・上海便の就航をはじめとした小松空港の国際化、北陸新幹線の金沢開業や金沢港大水深岸壁整備事業の決定、県土ダブルラダー構想の推進といった本県の発展を支える広域交流基盤の整備を着実に進めることができました。また、健康福祉施策の充実、自然環境の保全とリサイクル型社会の形成に向けた取り組みなど、県民の安全・安心の確保にも努めてまいりました。さらには、意欲と可能性のある企業に対する支援の充実に力を注ぐとともに、就業支援にも積極的に取り組んできたところであり、ようやく、景気や雇用状況も回復基調に転じてまいりました。

これも議員各位をはじめ多くの県民の皆様方のご協力・ご支援の賜であり、重ねて御礼を申し上げる次第であります。

 

以上

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