県議会の議案説明要旨 - 平成18年2月6日 - 「活気あふれるふるさと・石川の実現」を目指して

◎  「活気あふれるふるさと・石川の実現」を目指して

顧みますと、平成十四年三月、三期目の県政を担うこととなりまして以来、常に県民の立場に立ちながら、「個性、交流、安心のふるさとづくり」を目指して、その職務に邁進してきたところであります。

この間、能登空港の開港や小松空港の国際化、北陸新幹線の金沢までの延伸の決定、県土ダブルラダー構想の推進といった交流基盤の整備をはじめとした各種施策を、県議会並びに県民各位の格別のご協力・ご支援を賜り進めてまいることができました。ここに改めて心より感謝申し上げる次第であります。

今、時代は大きな転換期を迎えようとしております。地方分権は、理念の段階から今や実行の段階に移行してきております。三位一体の改革については、補助金を受ける立場である地方が一致結束し、この度、三兆円の税源移譲を達成することができました。

こうした一方、住民に対する責任は、一層重みを増してまいります。加えて、少子高齢化は予想を超えて進展し、先の国勢調査の結果、本県におきましても、いよいよ人口減少時代が現実のものとなったところであります。

また、今後、地域間競争は激しさを増してまいります。これまで整備した交流基盤や先人から受け継いだ伝統文化などの地域資源を活かしながら、決して縮みの指向に陥ることなく、攻めの姿勢で、これからの競争を勝ち抜いていかなければなりません。

行財政改革を加速させ、「いしかわエンゼルプラン2005」、「新ほっと石川観光プラン」、「産業革新戦略」といった人口減少時代に対応した施策を本格的に推進していくとともに、しっかりとしたビジョンの下、県民の安全・安心の確保、環境配慮型社会の実現、活力ある地域づくりなどに積極果敢に取り組み、他の地域から一歩も二歩も抜きん出た「活気あふれるふるさと・石川」の実現を目指すことが肝要であると考えております。

議員各位の一層のご指導とご協力をお願いいたします。

以上をもちまして、私の説明を終わりますが、なにとぞ慎重ご審議のうえ、適切なるご決議あらんことをお願いいたします。

 

以上

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