県議会の議案説明要旨 - 平成16年6月7日 - 平成15年度決算について

◎  平成15年度決算について

最後に平成十五年度の決算についてであります。先般「財政のあらまし」の中で公表したとおり、財政調整基金及び減債基金の取り崩しを含めた上でありますが、実質八億円程度の黒字で今年度に引き継ぐことができる見込みであります。なお、この基金の取り崩しについては、景気の緩やかな回復を受け県税が予想を上回ったこと、歳出の節減努力などにより、財政の中期見通しで見込んだ半分の四十五億円に圧縮いたしました。また、県債についても、新規発行の抑制、繰上げ償還により、臨時財政対策債を除く残高が二十八年振りに減少するなど増加傾向に歯止めをかけたところであります。しかしながら、今後の財政運営はますます厳しいものが予想されるため、現在、取り組んでいる行財政改革をさらに徹底し、持続可能で強固な行財政基盤の確立に向け努力していく所存であります。

議員各位の一層のご指導とご協力をお願いいたします。

以上をもちまして、私の説明を終わりますが、なにとぞ慎重ご審議のうえ、適切なるご決議あらんことをお願いいたします。

 

以上

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