県議会の議案説明要旨 - 平成16年6月7日 - 7 良質な社会資本整備について

◎  当初議会以降の進展について

7 良質な社会資本整備について

第七は、良質な社会資本の整備についてであります。

北陸新幹線につきましては、去る五月二十四日、東京で北陸新幹線建設促進大会を開催するなど、政府・与党及び関係機関に対し、昨年末の「政府・与党合意」に基づき、整備計画の見直しが一日も早く実現されるよう、強く働きかけてまいりました。こうした中、先般、自由民主党整備新幹線建設促進特別委員会において、フル規格による富山以西・金沢車両基地までの平成十七年度の着工等が取りまとめられたことは、一定の前進をみたものと受け止めているところであります。今後、与党や政府において検討がなされるものと承知しておりますが、財源問題や南越までの見通し等が明確でないこともあり、引き続き、沿線各県と連携を密にし、県議会及び関係各位のご支援をいただきながら、最大限の努力をしていきたいと考えております。

のと鉄道については、平成十七年三月末をもって穴水・蛸島間を廃止する旨の届出がなされたところでありますが、この区間のバス転換にあたり、地元ニーズに配慮したバス路線の整備等について検討を行うため、本年四月に利用者代表や沿線市町等からなる「バス転換協議会」を設置いたしました。今後、この協議会における検討を通じ、鉄道に劣らない形で沿線住民の皆様方の利便性が確保されるよう十分留意していくこととしております。

道路網の整備につきましては、県土ダブルラダー構想の実現に向け、金沢外環状道路海側・山側幹線、南加賀道路や輪島道路などの整備を一層推進してまいります。金沢外環状道路海側幹線の福増・戸水間の四車線化については、今年七月中に完成する予定であり、松任市乾から金沢市福増間についても本年度中に事業着手することとしております。

 

以上

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