県議会の議案説明要旨 - 平成16年6月7日 - 5 豊かで暮らしやすい地域づくりと個性を活かした交流拡大について

◎  当初議会以降の進展について

5 豊かで暮らしやすい地域づくりと個性を活かした交流拡大について

第五は、豊かで暮らしやすい地域づくりと個性を活かした交流の拡大であります。

いしかわ文化・情報の総合センターについては、「文化・情報フォーラム」において、旧県庁舎本館の保存活用のあり方を含め、基本構想の策定に向けた検討を行っており、本年秋には骨子を取りまとめることとしております。今後とも、金沢市と連携し、県議会や県民の皆様方のご意見をいただきながら、検討を進めてまいる所存であります。

今春、オーケストラ・アンサンブル金沢の欧州公演が行われました。音楽の本場においても多くの聴衆を魅了し、本県の新たな文化を世界に発信することができたものと考えております。また、欧州屈指の音楽の祭典といわれるドイツのシュレスヴィッヒ・ホルシュタイン音楽祭への招聘打診があったほか、将来の県立音楽堂とウイーン・コンツェルトハウスとの交流提携についても協議を行ってきたところであります。

本県観光振興の基本指針である「ほっと石川観光プラン」については、観光を取り巻く様々な状況変化に的確に対応するため、抜本的な見直しを行うこととしております。今月下旬には専門家等をも交えた検討懇話会を立ち上げ、年内を目途に、新時代に相応しい戦略プランを策定してまいりたいと考えております。

また、加賀百万石の歴史と文化、温泉等の本県固有の観光素材を活用した誘客キャンペーンについては、「加賀百万石ウォーク」に、来年の大河ドラマ「義経」に関連した源平ゆかりの地を訪ね歩くコースを新たに設定するなど拡充を図ってまいります。さらに、交通事業者とタイアップし、県内の温泉を「北陸石川千年温泉」として、その魅力を全国に情報発信していきたいと考えております。

 

以上

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