県議会の議案説明要旨 - 平成16年6月7日 - 2 小松空港について

◎  最近の県政の状況について

2 小松空港について

小松空港につきましても、国際空港として大きく飛躍する重要な時期を迎えています。

本年四月からはソウル便が週四便となりました。また、十一月からは成田空港への直行便も実現することとなるなど、小松空港から世界に向けた窓が大きく開かれつつあると言えます。さらに、就航十年目となるカーゴルックス航空が、この五月から週五便体制となり、今後、貨物の増大が期待されているところであります。

こうした中で、小松・上海便の定期路線開設については、県議会の皆様方をはじめ、県民各界各層のご協力や福井県との連携協力のもと、現在、鋭意取り組みを進めております。

また、この夏にも開催されると言われる日中両国間の航空交渉において小松・上海便が新規の輸送枠の対象となるよう、国に対し、強く働きかけてまいりたいと思っております。

今後とも、小松基地並びに空港周辺住民の皆様のご理解、ご協力をいただきながら、小松空港の国際化の更なる推進に積極的に努めていく所存であります。

このような交流基盤の拡大を活用し、海外からの誘客促進策を積極的に展開していくことが、今、必要であります。そのため、現在、海外における本県の認知度を高めることを目的に、中国、台湾等で放映されるテレビドラマや中国江蘇省等で放送するテレビCMについて協議を進めております。また、韓国についても、修学旅行生のビザが免除されたことから、その誘致に向け、専門家による観光地調査やモニターツアーを実施するなど、各方面にわたる誘客策に鋭意取り組んでいるところであります。

 

以上

●目次に戻る ●前へ戻る ●次へ進む