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更新日:2010年4月9日

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県議会の議案説明要旨 - 平成16年2月24日 - RDF関連施設の安全対策、本庁舎のISO14001の取得、珠洲市の地域振興について

◎  RDF関連施設の安全対策、本庁舎のISO14001の取得、珠洲市の地域振興について

異常発熱事故が発生したRDF貯蔵施設については、現在、専門家を交えた「RDF事故防止対策評価委員会」で、RDFの保管を含め製造から焼却に至る全過程にかかる安全対策を検討していただいているところであり、来月中には、その検討結果がとりまとめられることとなっております。さらに、国においては、昨年十二月にごみ固形燃料の製造・利用に関するガイドラインを策定するとともに、これに基づき施設の維持管理基準に係る政省令の改正を行うこととしており、今後は、より安全にRDF関連施設が運営されていくものと考えております。県としては、評価委員会の検討結果や国のガイドラインなどを踏まえながら、県民の皆様に信頼される施設となるよう石川北部アール・ディ・エフ広域処理組合ともども、安全対策に万全を期していく所存であります。

新県庁舎への移転を機に進めてまいりました本庁舎におけるISO14001の取得につきましては、このほど、審査機関の認証を受け、登録を終えたところであります。今後とも、県の取り組みが、環境保全活動に対する県民・事業者等の模範となるよう、このシステムの充実に努めていきたいと考えております。

珠洲市における原子力発電所の立地につきましては、同市の二十八年に及ぶ立地推進の取組みにもかかわらず、昨年十二月五日、電力会社から、電力需要の伸び悩み、電力自由化の進展などを理由とした立地計画凍結の申入れがありました。珠洲市では、この電力会社の申入れを受け、既に珠洲市地域振興基金を設けるとともに、新たな地域振興策を検討されているということでありますが、県としても、同市ともよく相談し、できる限りの協力をしてまいる所存であります。

未来を語ることの難しい時代と言われます。県民生活を取り巻く状況はますます複雑化し、県政に与えられた課題も多岐にわたっております。しかし、このような困難な時代であるが故に、勇気を奮い起こし、高い使命感を保ち続ける必要があると考えております。県民の皆様方に未来への明るい希望を持っていただき、将来の世代にすばらしい社会を継承することが、今を生きる私達が果たすべき役割であり、県政の目標でもあると考えております。私としては、今後とも、その最前線に立ち、二十一世紀の本県発展の礎を築いてまいる所存でありますので、議員各位の一層のご指導とご協力をお願いいたします。

以上をもちまして、私の説明を終わりますが、なにとぞ慎重ご審議のうえ、適切なるご決議あらんことをお願いいたします。

 

以上

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