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更新日:2010年4月9日

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県議会の議案説明要旨 - 平成16年2月24日 - 2 環境配慮型社会への移行

◎  主な施策の概要について

2 環境配慮型社会への移行

第二は、「環境配慮型社会への移行」についてであります。

近年の人間活動の飛躍的増大は環境に大きな負荷を与え、地球温暖化やオゾン層の破壊、廃棄物処理、生物多様性の維持への懸念など、地球規模で複雑多岐にわたる環境問題を発生させております。このような状況に的確に対応するため、循環を基調とする持続可能な社会、自然と人とが共生する社会を目指した「ふるさと石川の環境を守り育てる条例」を、今議会に提案したところであります。来年度は、この条例に基づく行動計画を策定するとともに、産業廃棄物について、事業者、土地所有者の処理責任や硫酸ピッチなどの有害副産物に対する規制を強化するなど、不法投棄対策をさらに充実することとしております。

また、稀少野生動植物についても、捕獲許可制度を導入し、その保護を図ります。

かねてから取り組んでおります里山保全については、「いしかわ自然学校」の活動拠点である夕日寺健民自然園に茅葺き民家を移築することとしたほか、里山の地権者と保全活動グループなどとの協定締結を支援する試みも行いたいと考えております。

生活排水処理については、下水道事業を中心に整備が進んでおりますが、集落が分散している未整備地区において、地域の実態に応じた効率的で低コストの生活排水処理システムの導入を進めることとし、今後市町村や地域の方々に提案していくこととしております。

石川県は本州最後のトキの生息地であります。昨年十二月、国がトキの分散飼育を将来的に検討する方針を打ち出したことを受け、この分散飼育をぜひ受け入れたいという思いから、そのために必要な条件について調査検討を始めることといたしました。

来年度は、佐渡トキ保護センター、中国の陝西省洋県等への現地視察や情報収集を行うとともに、庁内にワーキンググループを立ち上げて、具体的な課題や条件についての検討を進めてまいります。また、トキの飼育繁殖技術の向上を図るために、同じトキ科の近縁種を譲り受け、いしかわ動物園で飼育することとしております。

将来、トキが再び本県の大空を舞うという夢を県民の皆様方とともに描きつつ、トキの分散飼育受け入れの実現に向け、努力してまいりたいと考えております。

 

以上

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