県議会の議案説明要旨 - 平成14年9月18日 - 5  豊かで魅力ある生活空間づくりについて  

◎  9月補正予算の編成について

5  豊かで魅力ある生活空間づくりについて

第五は、豊かで魅力ある生活空間づくりについてであります。

現在、金沢城公園で開催しております「加賀百万石博」は、関係業界のご支援とご協力により、近く、入場者数が当初目標としていた百万人に達する見込みとなるなど好評を博しております。また、県内温泉地や前田家ゆかりの地におきましても、団体客を中心に全国から前年を上回る入り込みがみられるところであり、日銀金沢支店では、「加賀百万石博」による六月末までの県内への経済効果は、二百九十五億円に達するとの試算を公表しております。

こうした波及効果が、大河ドラマの放送終了後においても持続し発展するよう、全国に浸透した「加賀百万石」のイメージを活用して、更なる誘客促進を図るため、先般、官民一体となった推進組織を設置したところであります。今後は、切れ目のない全国への情報発信を行うとともに、具体的な誘客促進事業に取り組んでまいりたいと考えております。

また、高速回線を利用したインターネットの高度利用など、近年の情報通信環境のブロードバント化に対応し、地域間の情報通信基盤の格差等を是正するために、この度、民間事業者や市町村が行うケーブルテレビ、ADSL、光ファイバーなどの情報インフラの整備促進を図るため、総合的な指針を策定することといたしました。さらには、電子自治体化を単独で推進することが困難な市町村を支援するため、複数の市町村が共同で利用できる電子申請・届出システムの開発・運用にも取り組むこととしております。

 

以上

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