県議会の議案説明要旨 - 平成14年6月11日 - 三期目知事就任について

◎  三期目知事就任について

さて、先般の選挙におきまして、県民の皆様方のご信任をいただき、三期目の県政を担うこととなりました。改めて身の引き締まる思いであるとともに、自らの使命の大きさと責任の重さを痛感しているところであります。二十一世紀における本県発展の歩みをより確かなものとするため、県民福祉の向上と更なる県勢発展に全身全霊を傾け、その職務に邁進する決意であります。引き続き議員各位ならびに県民の皆様方のご協力、ご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。

知事に就任して以来、地方を取り巻く環境が大きな変革を遂げる中、県民本位の県政という基本的な考えのもと、県議会での議論はもとより、県民の皆様方のご意見を幅広く拝聴し、石川県が歩むべき将来を見据え、県民の目線から物事を考えて、県民の生活の質の向上を支えるプロジェクトや政策に果断に取り組んできたところであります。

この間、お陰を持ちまして、県内外を結ぶ高規格幹線道路網の整備や小松空港の国際機能の充実、能登空港の建設と空港を核とした地域振興などの各種プロジェクトについて、着実に事業を進めることができました。また、バリアフリー条例の制定など石川型健康福祉社会の構築、能登地区RDF化事業などゼロエミッションの推進、さらには、子どもたちをめぐる諸問題への取組みを盛り込んだ「いしかわ子どもすくすくプラン」の策定などにも努めてまいりました。加えて、意欲を持ってチャレンジする県内中小企業に対し、石川県産業創出支援機構の設立を始めとした各種支援策の充実にも力を注ぐとともに、金沢城菱櫓等の復元や県立音楽堂の整備など、本県の風格ある歴史と重厚な文化の情報発信にも積極的に取り組んできたところであります。

これも議員各位をはじめ多くの県民の皆様方のご協力・ご支援の賜であり、重ねてお礼申し上げる次第であります。

さて、今回提案をいたしました補正予算等の議案の説明に先立ちまして、今後の県政運営にあたり、所信の一端を申し述べます。  

 

以上

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