県議会の議案説明要旨 - 平成14年2月5日 - 6 豊かで魅力ある生活空間づくりについて

◎  主な施策の概要について

○  県民生活の質の向上を支える基盤づくり

6  豊かで魅力ある生活空間づくりについて

第六は、豊かで魅力ある生活空間づくりについてであります。

まず、金沢城公園の整備につきましては、三月から始まる加賀百万石博にあわせ、金沢城の特色ある石垣や貴重な自然などを紹介するコースを設けることとしておりますが、さらに今後は、特別名勝兼六園との一体的な利用を目指し、ガイドツアーや講座の開催など「城と庭」を一つにした施策を展開することによって、多くの県民や観光客の方々にその魅力を楽しんでいただけるよう、広く県内外に「いしかわの城と庭」をアピールしていきたいと考えております。

新県庁舎につきましては、十一月末の完成を目指し順調に工事が進んでおり、年末の移転に向けて準備を進めているところであります。新県庁舎が県民に開かれた親しみやすい庁舎となるよう、業務開始前の本年十一月三十日と十二月一日の両日、県民の皆様に一般公開することとしております。さらに来庁される皆様方へのサービス向上のため、一階及び十九階に大型映像装置などを備えた県政情報コーナー等を整備し、庁舎案内や県政に関する情報提供機能の強化を図ることとしております。

さらに、新県庁舎への移転を契機に、周辺の交通混雑の緩和を図るとともに、金沢中心部と副都心との交通の利便性を高めるため、来年一月から三月にかけて都心軸シャトルバス「シティライナー」（仮称）による交通実験を実施したいと考えております。

また、県庁移転跡地につきましては、跡地等検討懇話会の中間取りまとめに盛り込まれた諸課題の整理、検討を進めているところであります。今後、同懇話会を再開し最終提言をとりまとめていただくとともに、県議会及び県民の皆様のご意見もいただきながら引き続き金沢市と連携し、県都の中心部にふさわしい利活用策をとりまとめてまいりたいと考えております。

県内での乗合バス事業につきましては、二月一日より事業への参入、撤退等の規制が緩和されたことから、事業者に対し、新たに生活交通の維持確保に対する県単独の助成制度を創設いたしました。また、西日本JRバスの奥能登地域からの撤退に伴う代替バスの運行につきましても、関係市町と連携して支援していくこととしております。 

 

以上

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