県議会の議案説明要旨 - 平成12年9月18日 - 4 豊かで魅力ある生活空間づくりについて

◎  9月補正予算の概要について

4 豊かで魅力ある生活空間づくりについて

次に、豊かで魅力ある生活空間づくりについてであります。
金沢城址公園内の菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓につきましては、先月四日に上棟記念式を挙行したところであり、来年夏の完成を目指し、順調に建設を進めているところであります。また、その復元技術や城の歴史等について、最新のコンピュータ・グラフィックス技術を活用した展示を行うこととしたほか、金沢城址公園及びその周辺の美しい夜間景観を創り出し、夜の賑わいを創出するため、そのライトアップの方策についても検討を始めることといたしました。

また、平成十三年秋の完成を目指し整備を進めております河北潟放水路橋を、この度新たに「内灘大橋」と呼称することとし、河北潟周辺からも眺められる優美な斜張橋として、県内初めてのカラー照明によるライトアップを実施することといたしました。

石川県立音楽堂につきましては、平成十三年秋の開館に向け整備に努めているところでありますが、その一階及び地下一階の「文化交流スクエア」におきましては、金沢駅東広場と一体となった賑わいの創出と音楽文化の普及を図るための空間整備を進めることとし、今回その設計を行いたいと考えているところであります。

さらに、県庁移転跡地につきましては、八月に県庁移転跡地等検討懇話会が開催され、隣接する国の金沢広坂合同庁舎の移転問題に絡み県庁移転跡地を中央公園と一体的に検討する必要があること、また、いもり堀復元問題に関連し県庁裏道路のあり方についても行政として今後検討すべきであること等を内容とする中間とりまとめがなされたところであります。県としましては、金沢市と連携し、国とも相談しながら、これらの問題を整理、検討するとともに、県庁が移転する時期も念頭に置きつつ、県議会及び県民の皆様のご意見もいただきながら、県都の中心部にふさわしい利活用策をとりまとめてまいりたいと考えております。

 

以上

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