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更新日:2010年4月1日

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県議会の議案説明要旨 - 平成12年9月18日 - 3 子どもたちの心の問題について

◎  社会経済の変革に即応した県政の推進

3 子どもたちの心の問題について

三つめに取り組むべき課題としては、子どもたちの心の問題があります。
最近、全国的に青少年による凶悪な事件が相次いでおりますが、県内でも児童、生徒による暴力事件が連続して発生いたしましたことは、極めて残念なことであります。これらの事件の背景としましては、子どもたちの心の中に規範意識の低下、優しさや思いやりの不足といった問題が生じているのではないかと考えております。

県といたしましては、これまで「豊かな心を育む教育推進県民会議」を設置し、心の教育を推進してまいりましたが、今回発生いたしました事件を受け、子どもたちの心の問題について、学校のみならず家庭、地域社会が一体となって、今一度正面から取り組むために「豊かな心を育む県民大会」を開催することといたしました。

さらには、非行防止対策として、教員OB等経験豊かな方に、新たに「生徒指導サポーター」となっていただき、担当指導主事と連携を図って学校の生徒指導に対する支援体制を充実強化することとしたほか、学校と保護者、地域の青少年育成推進指導員、警察署等との連携を促進するため、「非行防止地域連絡会議」を開催するとともに、警察補導員による少年非行防止教室を金沢市内の小中学校で開催することとしております。

加えて、心の問題を抱える子どもたちの相談・指導を行うカウンセラー教員を一定規模以上の小中学校及び高等学校に配置するため、計画的に実施しているカウンセラー教員の養成を一部前倒しすることとし、さらには、複数配置に向けた養成にも着手したいと考えております。

また、本年二月に策定をいたしました「いしかわ子どもすくすくプラン」に基づいて、今年度より、子どもたちに豊かな心を育んでもらうため、自然体験や社会体験の機会を多数提供しているところであります。例えば、今年度から長くなった夏休み期間を利用して実施した「いしかわチャレンジウィーク」は、県内各地から年齢の異なる多くの子どもたちが参加し、登山、キャンプ、カヌーなど多彩なプログラムにより貴重な自然体験の機会を提供できたものと考えております。また、県内の中学二年生が職場体験、社会体験を行う「わく・ワーク体験」につきましても、地域の皆様方にご理解をいただき、順調に子どもたちの受入先を確保できたことから、八月末までに既に約八割の学校の子どもたちが職場・社会体験を行うことができたところであります。

さらにこの度、「のと海洋ふれあいセンター」におきまして、海の自然体験を行うことができるスノーケリングフィールドや磯の観察路等の施設の充実を図ることとし、その基本計画を策定したいと考えております。また、子どもたちが自由に伸び伸びと遊べる場である「どろんこプレイパーク」の一層の普及を図るため、関係者が実践の中で運営のあり方を学ぶ「一日プレイパーク」をモデル的に開催することといたしました。

 

以上

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