県議会の議案説明要旨 - 平成12年12月1日 - 最近の本県経済と経済対策について

◎  最近の本県経済と経済対策について

さて、最近の本県経済は、個人消費は足踏み状態が続いているものの、IT関連の需要拡大などから鉱工業生産や設備投資が増加し、また、雇用面においても有効求人倍率が改善傾向にあることなどから、全体として緩やかな改善が続いております。

また、国におきましても、一昨年以来の経済対策により、緩やかながらも改善しつつあるという経済状況を踏まえ、景気に今一押しの活力を加え、しっかりとした自律的回復の軌道に乗せるため、さる十月十九日に総額十一兆円規模の「日本新生のための新発展政策」を決定し、先月二十二日には補正予算を成立させました。

本県としましても、今回提案をいたしました補正予算に、国の補正予算に盛り込まれた社会資本整備、IT関連経費等で認証見込みが得られたものを中心に必要な予算を受け入れ計上したところであります。

例えば、社会資本整備につきましては、土木部関係では、金沢外環状道路海側幹線、小立野鈴見線、大谷道路などの幹線道路のほか、安原川等の広域河川改修事業や九谷ダムなどについてその整備促進を図ることといたしました。農林水産部関係では、ほ場整備、治山事業などのほか、七尾西湾周回道路についても、平成十四年の「世界大学トライアスロン選手権大会」の開催に向け、事業の進捗を図ることといたしました。また、金沢市湯涌地区の農産物加工体験施設の整備に対しても支援することとしております。

 

 

以上

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