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更新日:2010年4月1日

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県議会の議案説明要旨 - 平成11年2月25日 - 7 個性豊かな地域の創造について

◎  主な施策の概要

7  個性豊かな地域の創造について

第七は、個性豊かな地域の創造であります。

まず、魅力にあふれた文化の創造についてであります。石川の長い伝統に培われた邦楽文化と新しい音楽文化の複合施設であるコンサートホール・邦楽会館につきましては、平成十三年秋の開館に向け鋭意その整備に努めているところでありますが、今回こけら落としとなる開館記念事業の企画、運営等のソフト面の準備も進めていくことといたしました。

また、本県の代表的伝統工芸品であります九谷焼の歴史をたどる加賀陶芸美術館につきましても平成十三年度開館を目指しております。

石川のすぐれた芸術・文化を内外に発信する芸術の祭典として、ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭を開催するほか、本年が加賀藩の基礎を築いた前田利家の没後四百年に当たることから、県立美術館、県立歴史博物館で桃山文化の美術や城下町金沢の人々の暮らしを展示する記念特別展を開催するとともに、あわせてNHK大河ドラマ誘致にも地道に取り組んでまいりたいと考えております。

兼六園につきましては、歴史的、文化的価値の高い遺産として後世に引き継いでいくことが必要と考えております。平成十年度の保存対策基礎調査を踏まえ、特に保護対策が必要な名木について樹木治療を施すとともに、園路改修、名木の後継木育成など保存対策を実施することといたしております。また、時雨亭や舟之御亭の建設や庭園整備等を進めております長谷池周辺整備事業につきましては、平成十二年三月に完成することといたしております。

なお、兼六園をより多くの県民に親しんでもらうため、第一、第三日曜日を県民観賞の日として県民に無料開放してまいりましたが、この四月から毎日曜日に拡充いたします。

次に、国際化の推進についてでありますが、地球時代にふさわしい国際交流、国際協力を進めるため、従来からの環日本海交流をさらに発展させるとともに、世界を視野に入れた新たな国際パートナーシップの形成を目指していきたいと考えております。このため、本県独自の国際化推進施策として内外から高い評価を得ている日本語・日本文化研修プログラム「石川ジャパニーズセミナー」につきましては、さらに多くの海外の大学生などの参加を促進するため、プログラム内容の拡充・機能強化を図るほか、このセミナーの同窓生等との連携を深めていきたいと考えております。

ルクセンブルグ大公国ジャン大公、同妃両殿下が本県の招聘に応じ、四月上旬御来県される予定となりました。これを機会にこれまで築いてきたルクセンブルグ大公国と石川県との経済・文化の交流を一層深めたいと考えており、県民挙げて御歓迎申し上げたいと思います。

次に、観光立県の推進についてであります。

長引く不況や激化する地域間競争などにより観光入り込み客数が低迷している中、本県への関心を高めるため、新たにほっと石川観光倶楽部を設け、コアサポーターなど本県にゆかりのある方々はもとより、全国から新たなファンの発掘に努めることといたしております。

また、能登キリコ祭りの旅行ツアーの推進につきましては、新たな全国に向けての啓発活動の一環として能登キリコフェスティバルの開催を企画しており、加賀温泉郷においても、地元市町、温泉関係者が平成十年度から取り組んでおります活性化への共同戦略の一つとして、企画旅行商品をJR西日本とタイアップして実施することといたしております。いずれも地域全体のイメージアップにつながることから、県としても積極的に支援することといたしております。

国際観光につきましては、今年度に引き続き台湾などの近隣国へ赴き、本県への誘客促進を図ることといたしております。加えて、北陸三県を一つの国際観光テーマ地区として策定する外客来訪促進計画が昨年の十月に国の同意を得たことを受け、三県共同で受入体制の整備を図ることといたしております。

次に、心豊かで創造力あふれる人づくりについてであります。

現在、国においては、国際化、情報化などの社会の変化に対応するため、学習指導要領の改訂など二十一世紀を展望した一大教育改革が進められつつあります。

本県におきましても、二十一世紀石川の学校教育推進会議において各界各層の方々から幅広く御意見を伺っているところであり、特に高等学校の再編整備につきましては地域の皆様方の熱い思いを真摯に受けとめながら、基本指針策定に向け、さらに議論を重ねてまいりたいと考えております。

また、これからの学校教育のあり方といたしましては、地域に開かれた特色ある学校づくりを推進する必要があり、今回先進的な取り組みを行うパイロットスクールを育成することといたしております。さらに、子供たちの身近な自然体験活動を通して、地球環境保全への意識、実践力を育てるため、モデル校三十五校を指定し、環境教育の推進を図ることといたしております。加えて、深刻化しているいじめ・不登校や少年非行への対応として、今年度に引き続き心の教育を県民挙げて取り組んでいくことといたしております。

次に、障害を持った児童生徒一人一人にその能力・適性に応じた教育を保障するため、公立小中学校における特殊学級開設基準を在籍児童生徒数三人から一人に緩和することとしたほか、視覚・聴覚障害のある乳幼児に対する教育相談と指導の充実を図るため、盲学校及びろう学校に担当教員を新たに配置することといたしました。また、通信制課程においても、能登地区から金沢泉丘高等学校通信制課程へ通学している生徒の時間的・経済的負担を軽減するため、七尾城北高等学校を通信制課程の協力校といたしました。

学校施設の整備につきましては、老朽化が著しい小松高等学校の改築に係る実施設計に着手するほか、田鶴浜高等学校において五年一貫教育における看護婦の養成を行うため、平成十二年度の専攻科開設に向け、実習棟を建設することといたしております。

本県は、全国的にも大学等高等教育機関の集積がなされており、それを活用すべく新たにいしかわ大学連携促進協議会を設立し、公開講座や単位互換、インターンシップの促進などに取り組むことといたしております。

また、生涯学習時代に向けた県民の多様な学習ニーズにこたえるため、県民大学校開校十周年を機に、より高度な学識の修得を目指す石川の博士養成講座を開設いたします。

女性施策につきましては、市町村との連携を密にし、地域における啓発活動の推進体制を強化するため、県内各地に新たに百人の男女共同参画推進員を設置することといたしました。

平成十二年九月三十日から四日間、県西部緑地公園を主会場に開催されます第十三回国スポーツ・レクリエーション祭につきましては、スローガンやマスコット等を活用し、西暦二〇〇〇年の本県開催を広く県内外に周知してまいりたいと考えております。

 

以上 

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